除菌消臭剤

次亜塩素酸水は安全な除菌消臭剤|次亜塩素酸ナトリウムとの違いを解説

次世代の主流になるかもしれない次亜塩素酸水、最近良く聞く名前だけど何のことか分からない人も多いと思います。

次亜塩素酸水は水溶液中の次亜塩素酸を有効成分とした殺菌消毒が出来る機能水ですがどうしても次亜塩素酸ナトリウムと混同してしまう人も多いと思います。

そこで次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムを比較しながら解説していきます。

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次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムとの比較

次亜塩素酸水と聞いて清掃業者の方がすぐに頭に浮かぶのは次亜塩素酸ナトリウムではないかと思います。清掃業者が「ジア」って言ってる場合は大体、次亜塩素酸ナトリウムを指しています。

この次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は別物なので違う所、同じ所をまとめます。

違う 次亜塩素酸水 次亜塩素酸ナトリウム
化学式 HClO
必ず水溶液中に存在
NaClO
個体だが不安定のため水溶液で保管
液性 酸性 アルカリ性
危険性 安全 危険
価格 高価 安価
主な用途 殺菌消臭剤 殺菌消臭剤・カビ取り剤
同じ 食品使用 可能(食品添加物) 可能(食品添加物)
保存期間 4~6か月 約12か月

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの化学式の違い

次亜塩素酸水はHClO(次亜塩素酸)の水溶液です。これは自然には存在しない物質なので、必ず水溶液として保管されます。

それに対して次亜塩素酸ナトリウムはNaClOとして個体で存在します。非常に不安定な物質であるため、通常は水溶液として保管されます。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの液性の違い

次亜塩素酸水は酸性(又は弱酸性)です、それに対して次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性です。これは生成過程を考えると違いが出ることは理解しやすいかと思います。

次亜塩素酸水は強酸性物質の塩酸(又は塩≒食塩)を電気分解して作ります。

それに対して次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ物質の水酸化ナトリウムから作られています。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの危険性の違い

次亜塩素酸ナトリウムは肌を溶かすアルカリ性なので人体には優しくありません。

それに対して次亜塩素酸水は酸性(弱酸性)なので、人体には優しいです。(肌にやさしい弱酸性ビ〇レとかと同じ)ただし、次亜塩素酸水の強い物は酸性なので金属の腐食には注意しましょう。

アルカリ性の温泉に入ると「美肌」とか「つるつる」とか書いてありますが、あれは表面の皮膚が溶けているからです。入りすぎには注意しましょう!

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの価格の違い

次亜塩素酸水は比較的高価です。現在は高価な次亜塩素酸水発生装置でしか作れないことが一因にあると思います。これから安くなることに期待したいところ。

それに対して次亜塩素酸ナトリウムは安価です。流通量が多く製造工程も簡単なためではないかと思います。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの主な用途

両方とも殺菌消毒剤として使われていますが、危険性が大きく違うため次亜塩素酸水は素手で使用することもありますが、次亜塩素酸ナトリウムはビニール手袋が必須です。

次亜塩素酸水も肌には優しいとはいえ、ビニール手袋をしたほうが良いです

また、次亜塩素酸ナトリウムはカビ取り剤の有効成分としても有名です。

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次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは共に食品添加物

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは両方とも食品添加物の認可が下りています。

両方とも食品の除菌消毒で使用した後に水で洗い流すことで、人体には影響がない濃度まで減少させることが出来るためです。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは共に保管期間が短い

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは両方とも保存可能期間が短く、次亜塩素酸水は4~6カ月、次亜塩素酸ナトリウムは12か月を目途に使用しないと濃度が落ちてしまいます。

次亜塩素酸水関連商品

最後に次亜塩素酸水の関連商品のご紹介です

微酸性次亜塩素酸水発生装置|ピュアスターシリーズ

水道直結で次亜塩素酸水を生成してくれる機械です。

JISB8701の規定を満たしています。

http://www.jisc.go.jp/で"JISB8701"で検索することで規定を確認出来ます

ピュアスターミュークリーン2

サイズ:W28.7xD15.0xH29.7cm

重量:約2.7kg

生成能力:約300L/h

有効塩素濃度:約10~30ppm(※)

PH:5.0~6.5

参考価格:約650,000円(税抜)

※厳密には10~30mg/kgなのですが比重が1.01~0.99の間なので..大体同じです

次亜塩素酸水|ウイッキル1000

生成機は高価なので気軽に買いたい人はこちらは生成水です。

ウイッキル1000

有効塩素濃度:1000ppm

PH:4.5~6.5

使い方:使用時に2~25に希釈

定価:19,600円(18L)、13,000円(10L)

 

サンプルは販売元の(株)万立HPから手配することが出来ます。

まとめ

如何でしたでしょうか、次亜塩素酸水が少しは身近になったでしょうか。

ワックスや洗剤と違い「塗ってキレイなら良い!」「落ちれば良い!」という物では無いのできちんとした知識の元で使用して貰えればと思います。

最後に次亜塩素酸水のメリット・デメリットです。

次亜塩素酸水のメリット

  • 次亜塩素酸の除菌消臭効果がある
  • 人体には比較的安全
  • 食品添加物として使える

次亜塩素酸水のデメリット

  • きちんと水洗いしないと金属が腐食する
  • やや高価
  • 保存期間が短い

情報提供元

東京サラヤ(株) (株)万立 森永乳業(株)

おまけ

2019年6月現在、ウイッキルのキャンペーンを実施しています。

次亜塩素酸水を体験する良い機会なので是非ご覧ください。

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